トリステラ平原の野盗を倒し、ヒラックへと戻って来た。
同行していた男は荷物の届け先を探しに行った。
少しして、男はすぐに戻ってきた。

「案外すぐに見つかったぜ。
　一緒に戦ってくれてありがとうな。
　また魔界で会おうぜ！」

そう言って男は去った。
魔界か……まあ、そのうち行っても良いかもしれないけれど。

周囲には旅人が数多くいる。
その中で、見覚えのあるPTを見つけた。
勇者と呼ばれていた男と、その仲間の二人組だ。

「お、久々だな。」

「ええ、その節は世話になりました。」

二人は関所に向けて歩いていた。
だが、どうやら関所を通るわけではないらしい。

「知ってるか、コースタンド平原に魔王軍が出たらしいぜ。
　俺達は今からそっちに向かうところだ。」

「手助けは必要ありませんよ。
　あなた方は気にせず関所へどうぞ。」

そう言うと、二人は北へと向かって行った。
雑貨を換金した。