百合鏡 戦闘

戦闘の基礎

一般的な勝利条件

敵の全員のHPが0以下になると勝利となります。
逆に味方の全員のHPが0以下になると敗北です。
ただし、イベントによっては、この条件が変わる場合もあります。

勝敗が決まった時

どのPTも経験値が増えます。
また、勝ったPTは負けたPTの所持金の1/4と雑貨全てを奪います。
時にアイテムも奪います。
負けるとその分を失います。

練習試合

一部の戦闘は練習試合になります。
この場合、所持金や雑貨、アイテムは奪いません。
また、HPMPやアイテムは全て戦闘前の状態に戻ります。
経験値だけは入手できます。

行動の流れ

BT戦闘

百合鏡の戦闘はターン制ではなく、BT(バトルタイム)と呼ばれる時間のようなものによって進行します。
各キャラは行動ごとに、決まったBTの間だけ待ってから次の行動を行います。
同時に行動する場合は、能力に応じてランダムに優先順位が付けられます。

行動の前にはまず、状況に応じて技と対象を選択し、構える必要があります。
この段階では実際には何も効果を及ぼさず、技の発動まで待ちます。
この構えている状態、および終了までの経過BTのことをAT(アクトタイム)と呼びます。

ATの経過後、その構えた技を発動します。
構えた時点から状況が変化したとしても、技や対象が変わることはありません。
技を使い終わった状態、および次の行動までの経過BTのことをCT(クールタイム)と呼びます。

ATとCTは技ごとに設定されています。
ATが短い技ほど構える時間が短いので、有効な相手を選べる可能性が上がります。
また、CTが短い技ほど次の行動に移る時間が短いので、攻撃回数を増やせます。

BTの実例

文章だけでは分かりにくいと思うので、下に例を示しました。

例1:斬る(AT5 CT5)を使うAと、突く(AT4 CT6)を使うBの戦闘

BT:    0   →    4   →    5   →   10   →   14   →   15   →   20
A: 斬る(構え) →  AT中  → 斬る(発動) → 斬る(構え) →  AT中  → 斬る(発動) → 斬る(構え)
B: 突く(構え) → 突く(発動) →  CT中  → 突く(構え) → 突く(発動) →  CT中  → 突く(構え)

例2:フレイム(AT10 CT5)を使うCと、斬る(AT5 CT5)を使うDの戦闘(Dの戦闘開始時にBT+1)

BT:     0    →    1   →    6   →    10    →   11   →    15    →   16
C: フレイム(構え) →  AT中  →  AT中  → フレイム(発動) →  CT中  → フレイム(構え) →  AT中
D:   行動前   → 斬る(構え) → 斬る(発動) →   CT中   → 斬る(構え) →   CT中   → 斬る(発動)

技設定について

行動の種類

状況に応じてどの技を使うのかを設定します。
設定可能な状況として、以下の種類があります。

通常他に優先される行動がない場合の行動です。
特別通常行動の代わりに行うことがある行動です。
一発一回だけの行動です。頻度で何回目の行動で使うか設定できます。
治療味方や自分のHPが低い時の行動です。
選択上記以外にも、二つ状況を選ぶことができます。
常時
発動
技の種類で、戦闘中常に効果を発揮します。
通常以外の行動に、他の技と同様に指定することで使用します。
修得しても、設定しなかった場合は効果は出ません。
通常行動に設定した場合、技が「防御」に変更されます。
自動
発動
技の種類で、技として設定しなくても常時発動と同様の効果があります。
不利な効果があっても、発動しないことを選ぶことはできません。

選択できる状況は以下のものがあります。

種類内容頻度の意味
序盤最初の間、優先的に行う行動です。使用回数
必殺弱っている敵がいる時に行います。
対象設定に関わらず、最もHP割合が低く見える敵を狙います。
x5%でHP割合(推測値)
数字が小さいと効果上昇
逆転自分のHPが低い時に、一度だけ行います。
威力、回復量や状態異常率が高くなります。
x5%でHP割合
数字が小さいと効果上昇
自治自分のHPが半分以下の時に行います。
味方対象の技の場合は自分を優先します。
使用回数
枯渇現在MPや、技として登録したアイテムどれかの個数が減った時に、代わりに行います。
アイテム個数またはx5%で残りMP割合
射撃行おうとした行動の効果範囲に有効な対象がいない時に行います。
この行動の有効範囲に誰もいなくても実行されます。
この行動に対して枯渇行動は判定されません。
0なら不使用
乱戦戦闘不能でない敵が多い時に行います。敵の最小人数
ただし0だと不使用
決戦戦闘不能でない敵が少ない時に行います。敵の最大人数

優先順位は 一発>選択1>選択2>治療>特別>通常(左が優先)です。

対象

気分
ランダムに相手を選びます。
負傷
HP割合が低そうな相手を主に選びます。
無傷
HP割合が高そうな相手を主に選びます。
弱者
最大HPが低そうな相手を主に選びます。
強者
最大HPが高そうな相手を主に選びます。
前列
前列の相手を主に選びます。
後列
後列の相手を主に選びます。

ただし、自分以外のHPの判定は不正確になります。

戦闘の主な要素

技の選択

全てのキャラは技を使うことで戦闘を進めます。
よって、状況に応じた技を選択することが重要です。
イベントなどで相手が分かっている場合、その相手に合わせた技を選ぶと勝ちやすくなるでしょう。

立ち位置と射程

立ち位置には、前列、中列、後列の三種類があります。
立ち位置が一つ違うごとに射程1単位分の距離があります。
味方の前列と敵の前列の間も射程1単位分です。

物理技は基本的に、射程1単位分の距離まで有効です。
技術技は基本的に、射程の制限はありませんが、射程近いほど効果が上がります。
魔法技は基本的に、射程の制限はありません。

これらの例外となる技もあります。
そういった技は、説明に「近距離」「遠距離」などの大まかな射程を表す表記が入っています。

AT開始時に選んだ技の射程内に相手がいない場合、対象は実行時にランダムに選ばれます。
実行時にも射程内に敵がいない場合、その技は空振りになります。

前列に誰もいないPTは5BTごとに距離が詰められます。
詰められた側は、中列にいたキャラが前列に、後列にいたキャラが中列に移動します。
これによってATやCT、構えた技が変化することはありません。

直撃率

ダメージを与える技に存在し、どれだけ当たったかを表します。
かすった程度しか当たらなかった場合、威力はほとんど発揮されません。
逆に直撃すれば、攻撃の真の威力が発揮されます。
直撃を越える当たり具合としてクリティカルヒットがあり、本来を越える威力を出せます。

ATキャンセル

ATの間に攻撃を受けると、ATキャンセルが発生することがあります。
その場合、ATが終わっても技が出ません。
発生率は低く、また直撃率が低いと発生しにくくなります。

MP休憩

MPが0以下になった場合、MP休憩を行います。
これは他の全ての行動より優先されます。
回復した後も0以下の場合は再度MP休憩を行います。

アイテム技

種類が道具であるアイテムは、戦闘中に技として使う事ができます。
この技はアイテム技と呼ばれます。
アイテム技の技番は「i1」のようにINo.の前に「i」を付けて記載します。
使用するために、アイテムを装備するなどの用意はいりません。
ただし、武器で手がふさがっている場合や、移動用の道具は使えません。
この技は、AT6/CT4 の技術技として扱われます。
使用したアイテムは1個ずつなくなり、残りが0になると代わりに「石投げ」の技を使います。

素手

武器を装備していない場合は、全能力 0、拳特性を持つ武器を持っている扱いになります。
拳専用の技は使えません。
ステータス異常 無刀 になっている間も同様の扱いです。

その他の要素

技名とセリフ

技使用時に、独自の名前をつける事ができます。
また、技や状況によってセリフが出る事があります。
技名や技のセリフは必ず出ますが、状況によるセリフは必ず出るとは限りません。

ステータス異常

戦闘中、技などの理由でステータス異常が起きることがあります。
状態異常と呼ぶ事もあります。

戦況や異常の種類によっては、致命的な事態になります。
強い技を受けたり、同じステータス異常を受け続けると、効果が強くなります。
治療法は色々あります。また、大体は時間が経つと効果が弱まります。

異常には系統が設定されているものがあります。
知っておけば対策が立てられるかもしれません。

異常の種類

重傷--HPがかなり少ない状態。全能力が下がります。
戦闘不能--HPが0以下の状態。戦えません。HPの増減が小さくなります。
出血--ひどく出血している状態です。動くとHPが減ります。
不動--何らかの要因で動けない状態です。
眠気--眠たい状態です。全能力が低下します。
防御--あらゆる攻撃に備えた状態です。攻撃によるダメージが減少します。
混乱打系うまく判断できない状態です。全ての行動の条件を無視し、等確率で行います。時折対象の判断も誤ります。
流星打系くらくらする状態です。たまに攻撃に失敗します。
無刀打系何らかの原因で武器を落とした状態です。武器の効果が全てなくなり、素手として扱われます。
回復打系自然治癒力が高まった状態です。時間が経つとHPが回復します。
炎上炎系燃えている状態です。時間が経つとHPが減ります。
熱気炎系高温でふらつく状態です。時間が経つとMPが減ります。
冷凍炎系凍えて手が動かない状態です。道具技の効果が激減します。
加速炎系適温を保った状態です。技のAT/CTが短くなります。
苦毒毒系毒が回っている状態です。動くとHPが減ります。
病気毒系精神的に辛い状態です。魔法技の効果が激減します。
麻痺毒系動けなくなる毒を受けた状態です。動きが遅くなります。
活性毒系全身が活性化した状態です。時間が経つとMPが回復します。